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INTERVIEW

海外と宮崎の2拠点で、旅をしながら働きたい

武田貴恵 / 

Libertyshipに入社して3ヵ月を迎える武田さん。東京でアパレル業界でのキャリアを経て宮崎に帰郷。「旅するように働く」というLibertyshipの理念に共感し入社を決めました。

今回のインタビューでは、武田さんのこれまでのキャリアやLibertyshipへ入社したきっかけ、将来の目標として掲げる海外と宮崎での2拠点生活の展望について伺いました。

ー現在の仕事内容から聞かせてください。

武田:Libertyshipではサウナアパレルを展開するサウナトラベルのEC事業を担当しています。在庫管理や出入庫処理、カスタマーサポートなどが主な業務です。Libertyshipでの業務をメインとしながら、副業としてライティングや動画編集といった仕事にも取り組んでいます。

ーこれまでのキャリアを教えていただけますか?

武田:出身は宮崎市で、高校を卒業後に進学のために上京しました。子どもの頃からファッションに関わる仕事がしたかったので、そのまま東京に残り新卒で日系のアパレル企業に就職し販売職としてキャリアをスタートしました。その後外資系のアパレル企業に転職して、MD(マーチャンダイジング)やVMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)、在庫管理といった業務を担当しました。

その間にオーストラリアでの1年間のワーキングホリデーや、イギリスで2か月間のファッション留学なども経験しています。

2019年に宮崎に帰郷して、地元のNPOに転職しました。市民活動をする方々のサポートやNPO設立のお手伝い、NPOが主催する市民向け講座のスケジュール調整などを担当しました。自分自身も、講師としてボランティアやSDGsに関する講座を担当していました。

ー宮崎へ帰郷しようと考えたのはなぜですか?

武田:当時は外資系のアパレル企業で充実した日々を過ごしていたのですが、東京では働き詰めの毎日でした。ふとした瞬間に、「この生活を何年・何十年も続けていくのか?」と考えてしまう自分がいて、もっと自分の心や体に良いことや自分の時間を増やしたいと考えるようになりました。そこで東京での生活に区切りをつけて、故郷の宮崎に戻ろうと決断しました。

ー先ほどSDGsという言葉が出てきました。興味を持ったきっかけはありますか?

武田:私が働いていたアパレル業界では近年、環境破壊への影響や労働環境が課題となっています。私も在庫管理を担当するなかで、過剰在庫が焼却処分されてしまうといった現実に直面しました。自分が大好きなファッションが、環境にとってネガティブな要素となっていることにフラストレーションを感じていました。

そんな時期に『The True Cost~ファストファッション 真の代償~』というドキュメンタリー映画を観て、ファッション業界がどれほど環境に負荷を与えているかや、人種や労働環境においても数多くの課題を持っていることを知りました。それをきっかけに、SDGsや環境問題に対して、興味を持つようになりました。

ーLibertyshipを選んだポイントを聞かせてください。

武田:もともと旅行が趣味で、もっと旅先や出先で仕事ができるような職場で働きたいと思っていました。そこでリモートワークができる企業を探していたところ、Libertyshipに出会いました。企業理念には「旅するように働く」とあり、自分が目指す働き方を体現できるのではと応募しました。地元宮崎の企業であったことも、大きなポイントでした。

ーそうした出会いからLibertyshipにジョインされた訳ですが、実際にこれから「旅するように働く」を実現していく上で、どんなことを意識していきたいですか?

武田:まずはリモートワークで働けるスキルを身に付けたいと考えています。まだこの働き方にも慣れていないですし、誰も見ていない環境でもきちんと仕事をするモチベーションの維持や自己管理能力は、向上させたい部分です。その上で求められる以上の成果を仕事で出して、Libertyshipに貢献していきたいですね。

それから将来的にはヨーロッパと宮崎での2拠点生活をしたいと考えています。ヨーロッパは隣国との行き来がしやすいですし、コネクションを築きながら、サウナ文化が盛んなフィンランドやエストニアなどにも足を運びたいです。現地でのサウナの価値観や伝統、文化を日本に還元しつつ、ONESAUNAの存在もヨーロッパにも広められたら素敵ですね。まさに「旅するように働く」を実現できるかもしれません。

ー将来の展望も聞かせていただきましたが、最後にLibertyshipがなかったら、今の自分の目標に向き合えていたと思いますか?

武田:リモートワークの仕事を探していたときにさまざまな企業を調べたのですが、リモートワークを謳っているものの、実際はオフィスでしていた仕事が自宅に場所を移しただけ、といった仕事も少なくありませんでした。「自由度」という尺度があれば、自由度は低く自分の琴線にヒットしませんでした。もしかしたら、自分が目標とするライフプランやキャリアには向き合えていなかったかもしれません。

Libertyshipであれば、自分の好きなことに携わりながら、キャリアやスキルを積み上げていくことができます。長期的なプランを描き成長を目指せるのは、Libertyshipならではではないでしょうか。

人生にはいくつかのターニングポイントがあります。武田さんが自分の人生で重きを置く、「旅」との親和性が高いLibertyshipと出会えたのは、ターニングポイントの一つなのかもしれません。

一方で、こうしたきっかけを掴むには、自分と向き合う意志や行動が必要です。武田さんはこれまでのキャリアでも自分と向き合い、行動を起こしてきました。これはLibertyshipのメンバーに共通する資質で、自らが仕事や人生において「舵を取る」責任と覚悟を持っています。

一人ひとりに責任と覚悟があり、互いに刺激し合うことで生まれるエネルギーこそが、Libertyshipの推進力といえるのではないでしょうか。

Author. 武田貴恵 /