
uminoieの運営やTRIP BASEの業務に携わる山田さん。これまでさまざまなキャリアを経験してきた彼女が、リバティシップに入社した理由はどこにあったのでしょうか。
人生の転機となったパタゴニアでの経験や未来の展望について話を聞きました。
ーまずはこれまでのキャリアを聞かせてください。
山田:宮崎県の都城市出身で、大学は地元の南九州短期大学へ進学しました。小学生から大学までバスケットボールをプレーしていたので、就職先は愛知県にあるスポーツブランドやアウトドアブランドの商社に就職しました。そこで4年半勤めたのですが、新しい環境で働いてみたいと考え、退社して宮崎に帰郷し転職活動をすることにしました。
愛知からバスで宮崎へ帰郷する途中で、広島県で発生した豪雨災害の支援活動に参加しました。友人が災害支援活動に携わっていたのがきっかけです。その現場で、パタゴニアのウェアを着用して活動している方々に出会いました。話を聞くと、パタゴニアは環境保全活動だけではなく、災害支援活動として自社製品の提供や幅広い活動をしていると知りました。ブランドの存在はもちろん知っていましたが、そうした活動に取り組んでいることを初めて知り、自分もパタゴニアで働いてみたいと考えました。
宮崎に戻ってからさっそくパタゴニアへ応募し、幸運にも入社することができました。
ーパタゴニアでのキャリアは山田さんにとって大きな転機となったそうですね。
山田:パタゴニアではCSで1年、営業部で2年働きました。パタゴニアはライフワークバランスをとても大切にする社風があり、社員が積極的に業務以外の活動に取り組んでいました。とにかく働き方の自由度が高い。前職がトラディショナルな社風だったこともあって、価値観を大きく変えるきっかけになりました。
入社当初、勤務地は神奈川県の鎌倉だったのですが、私も週末は好きなカフェで働くなど、充実した時間を過ごすことができました。働く環境は自分の理念に共感した場所を選びたいと考えるようになったのは、パタゴニアでの経験がベースになっています。
パタゴニアはとても魅力的な環境でしたが、同時に「せっかくならやりたいことをしたい」という気持ちを抱かせてくれました。そこで、ワーキングホリデーを利用してカナダで1年暮らし、帰国後は宿泊施設での接客やオリンピックの選手村での勤務など、自分が楽しそう・面白そうと感じた環境に飛び込む日々を過ごしていました。
ーそんな中でリバティシップに入社された訳ですが、経緯を伺えますか。
山田:リバティシップを知ったきっかけは、揚松さんや宮原さんが運営しているオンラインコミュニティ・ハミダシ学園です。以前から30代は宮崎で過ごしたいと考えていたのですが、コロナ禍の影響もあり地元での就職先に悩んでいました。そんなタイミングで宮原さんから「ビーチパークに興味はある?」と誘いを受けました。もともと青島ビーチヴィレッジには興味があり、自分の経験を活かせるのではないかと入社することにしました。リバティシップの『旅するように働く』という理念に共感した点も理由の一つです。
ー実際にリバティシップで働いてみて、印象はいかがでしたか?
リバティシップは働き方の柔軟性が高く、自由の定義が広いことに驚きました。自分のキャリアの中でもパタゴニアでの経験はとても印象深いのですが、リバティシップでは、チームとの調整や自分の業務の幅次第で、より充実したライフワークバランスを選択できる可能性があると感じています。
メンバーのキャリアも多様で主体性がありますし、「好きを仕事にする」を体現できるスキルを持ったメンバーが揃っているのもリバティシップの強みではないでしょうか。
それから、私以外にもパタゴニアの出身者が一人在籍しています。偶然とはいえ、パタゴニアの社風に共感を覚える人とリバティシップは親和性が高いと感じています。
ー最後に、これからの展望を聞かせてください。
山田:興味があることを追いかけるタイプだったので、これまでのキャリアもずっと好きなことを追い求める日々でした。正直、「いま何をしたいか」と聞かれると、答えに窮してしまいます。
ただ20代でたくさんの経験を積んできたので、30代ではそれを何かしらの形にしていければと思っています。リバティシップには素晴らしい経験を積んだメンバーや魅力的な案件がたくさん揃っています。この環境を活かして、自分の未来への道筋を見つけていきたいですね。
それからこれは個人的な目標になるのですが、地元で祖父母が暮らしていた家を活用したいと考えています。祖父母の家は絵に描いたような田舎で、私が幼い頃は日本の原風景のような暮らしが残っていました。今は空き家になっているのですが、このまま朽ちてしまうのはとても寂しい。自分にとって特別な場所だけに、なんとか保つ術を探したいです。
リバティシップでは、様々な分野の仕事ができる環境があります。そうした経験から、ヒントが見つかればうれしいですね。
山田さんはインタビューで「リバティシップは働き方の柔軟性が高く、自由の定義が広い」と語ってくれました。自由には責任が伴います。リバティシップにはそれを理解し、主体的に行動するマインドとスキルを持ち合わせたメンバーが多く集まっていると言えます。
自ら目的意識を持ってキャリアを歩んでいきたい人にとって、リバティシップは理想的な環境と呼べるのではないでしょうか。