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INTERVIEW

個人では難しい、社会に好循環を生みだせる仕事ができる

島立純子 / 

AOSHIMA PICNIC CLUBにオープンした、バイロンベイコーヒーの立ち上げを担当した島立さん。自身もワーキングホリデーを利用して、バイロンベイに約3年滞在した経験を持っていますが、宮崎への移住やリバティシップへ入社した理由はどこにあったのでしょうか。お話を伺いました。

ーまずはこれまでのキャリアから聞かせてください

島立:東京都出身で都内の大学に進学後、新卒で大手IT系企業に就職しました。SNSマーケチームに所属しながら、Webディレクションやインフルエンサーマーケ、PR活動やリアルイベントの運営など幅広い業務を担当していました。

ー転職を考えたきったけはなぜですか

島立:職場の環境や仲間にも恵まれ充実した日々を過ごしていたのですが、その一方で漠然とした不安感を抱いていました。これまで幸運にも恵まれた人生を歩んできましたが、「このままレールに乗ったような日々を過ごしていいのだろうか」そんな違和感を覚えました。

当時はたしかに経済的には恵まれていましたが、朝早くからバタバタと出社して、多くのタスクをこなしていく毎日。振り返ってみると、健康や豊かさとはかけ離れた生活を送っていました。そんな日々に対して、無意識に「これじゃない」と違和感を覚えたのだと思います。

そのタイミングで、一度しっかり自分と向き合う時間を設けようと考え、2019年からワーキングホリデーを利用してバイロンベイに滞在しました。

ーバイロンベイでの生活は大きな転機になったそうですね

島立:当初は1年の滞在予定だったのですが、最終的には約3年間バイロンベイで過ごしました。現地で「自由に、ありのままに人生を謳歌する」人々の暮らしぶりに触れるうちに、仕事だけじゃなく、自分の人生や自由な時間を過ごす大切さに気付かされました。

ーリバティシップに入社した経緯を聞かせてください

島立:帰国後、旅行で宮崎を訪れる機会がありました。そのときにふらりと立ち寄った青島の雰囲気が、バイロンベイとよく似ていてとても驚きました。直感的に、ここなら自分が思い描く「自由に、ありのままに人生を謳歌する」暮らしを実現し、発信していけるのではないかと感じました。

uminoieのお客さんとして通っているうちにリバティシップの存在を知り、ご縁が重なり、uminoieのバリスタとして最初はジョイン、その後ライフスタイル事業の正社員として入社することになりました

ーリバティシップではどのような業務を担当されていますか

島立:入社当初は「AOSHIMA BEACH PARK」のプロデュース事業を担当しました。その後、こどものくにリビルドアッププロジェクトである「AOSHIMA PICNIC CLUB」にも携わることになりました

AOSHIMA PICNIC CLUBのプロジェクトでは、第一弾の目玉として西日本初となるByron Bay Coffeeのオープンが決まっていました。こんな形でバイロンベイと“再会”できたのが驚きで、不思議な縁を感じています。立ち上げに向けて担当者を決める段階でも、社内のメンバーが直近でバイロンベイに滞在していた経験や、現地への思い入れがあることを理解してくれていたので、自然と私が担当する流れで決まりました。

ー無事にオープンを迎えましたが、青島のByron Bay Coffeeをこれからどんな場所にしていきたいですか

島立:コーヒーを楽しんでもらうのはもちろんですが、この場所で過ごす時間を楽しんでもらえるような空間を目指していきたいと思っています。コーヒーをツールとして、ここで自分と向き合ったり、新たな出会いや交流を深める場所にしていければ理想的です。

例えば、旅人が集まってくるコミュニティの場や、ワーホリを経験した人の交流の場、ワーホリを目指す人のサポートデスクなど、人が集う空間を目指していきたいです。

それから、バイロンベイに滞在している期間は、自分と向き合う時間が長くありました。この場所でも、訪れた人が自分と向き合えるようなコンテンツを発信していければと思っています。

ー最後に、リバティシップをどんな人におすすめしたいですか

島立:こんなに自由が担保されている会社はなかなかないと感じています。働き方であったり、業務の進め方であったり、一般的な企業とは大きく違う“自由度”の高さがあります。フリーランスと会社員の“いいとこどり”ができる。フリーランスのようなスタンスでありながら、会社員として働ける環境はとても魅力的ではないでしょうか。

もちろん自由と責任はセットなので、求められるスキルや結果は高いですが、既存の枠や概念に捉われず仕事にチャレンジしたい人にはぴったりの環境です。

また、社会にうねりのようなものを作りたいと考えた時に、「会社」であればより広範囲の社会や人々にリーチできる。例えば、こどものくにのリビルドアッププロジェクトは、個人ではとても扱える案件ではありません。会社という母体があり、そこにいるメンバーが協力し合う体制があるからこそ挑戦できることです。個人では難しい、社会に好循環を生みだせる仕事に挑戦したい人にとっても、リバティシップは理想的な環境だと感じています。

フリーランスで働くことが当たり前となった世の中で、個人でもどれだけ社会的影響力の大きい案件に携われるかは、働き方を考えるうえでの鍵となってきます。

島立さんはリバティシップという会社を「フリーランスのようなスタンスでありながら、会社員として働ける環境」と語ってくれました。社員“個人”としての自由や裁量が担保されながら、会社でなければ取り組めない規模の案件に携われる。働き方や場所を選ぶうえでは、実に魅力的といえます。

Author. 島立純子 /