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INTERVIEW

宮崎観光のモデルコースに青島エリアが当たり前になるために

土肥雅幸 / 

リバティシップでライフスタイル部門のマネジメントを担当する土肥さん。料理人として関西で20年以上キャリアを積んできましたが、このたび故郷宮崎へとUターンしました。転職を決めた背景や、現在の仕事への思いを伺いました。

ーまずは現在の仕事から聞かせてください

土肥:現在はリバティシップが運営する、AOSHIMA PICNIC CULB、AOSHIMA BEACH PARK、SAUNA PARKINGのライフスタイル部門でマネジメントを担当しています。具体的にはチームビルディングの部分に注力していて、メンバーとの対話を通して環境を整えたり、課題解決を進めたりしています。

とくに定着率を上げることに力を入れていて、個人面談等でコミュニケーションを図りながら、社員が最大限に能力を発揮できるように尽力しています。

ーこれまではどのようなキャリアを歩んできたのですか?

土肥:もともと地元の宮崎出身で、高校を卒業後は県外の大学へ進学しました。ただ、在学中にどうしても自分の好きな道に進みたいとの思いから大学を中退し、かねて興味があった京料理の道に進みました。独立心が強く、手に職をつけたいと考えたのも理由です。京都から地理的にも近い滋賀県大津市の老舗旅館へ22歳で就職し、料理人として6年弱ほど働きました。

その後、知り合いの割烹料亭へ27歳で転職し料理長を務めたのち、33歳からはご縁があって結婚式場の総料理長を任されました。結婚式場ではもともと料理長だけを任されていたのですが、式場の社長からの依頼を受け支配人として結婚式場の統括や運営に携わるようになりました。

ブライダル業界もサービス業ならではの苦労や辛さがあり、日頃からスタッフともコミュニケーション図りながら業務が円滑に進むように努めていました。そうした姿がオーナーの目に留まったらしく、3年目から料理長と兼務する形で支配人としての業務も担当しました。いまにして思えば、このときに経験したチームビルディングの経験が、現在のリバティシップでの業務に役立っていると感じています。

ーでは、リバティシップに入社した経緯を教えてください

土肥:私は郷土愛がとても強いタイプで、約20年関西で暮らしている間も、絶えずメディアを通じて地元の情報をチェックしていました。とくに宮崎の自然には魅力を感じていて、帰省するたびに青島や堀切峠などに足を運ぶのが楽しみでした。

しかし関西で暮らしていると、私が魅力的に感じていた青島をはじめとした自然や、宮崎の観光地が思っている以上に知名度が低いことに驚きました。ちょうど40歳を超えて結婚したタイミングで宮崎に帰省することになり、宮崎の魅力を発信できる仕事に携われないかと考えていました。

リバティシップとの出会いは、妻が先にアルバイトとして働き始めたのがきっかけです。仕事の話を聞くうちに、地元宮崎の魅力を発信しているリバティシップは、自分の思いを体現できる職場だと感じるようになりました。

ーこれからリバティシップでどのような仕事に取り組んでいきたいですか?

土肥:先ほども話しましたが、まだまだ青島エリアの知名度は低く、PRが足りていないと感じています。AOSHIMA PICNIC CLUBはオープンから1年以上が経ちますが、まだまだ地元の方々へも認知が浸透していないのが現状です。地元では「こどものくに」のイメージが強く、過去の元気のない青島のイメージが根強く残っているようです。

こうしたイメージを変え、新しく生まれ変わっている青島の魅力を、もっと多くの方に知ってもらいたいと思います。まずは宮崎の方々へ発信し、そこから九州、全国へと青島エリアの魅力を伝えていきたいです。

ー青島周辺は観光のポテンシャルがとても高いエリアです

土肥:おっしゃる通り。市街地からも足を運びやすく、リバティシップが携わる青島エリアだけでなく、堀切峠や鵜戸神宮など、素晴らしい海の景色とあわせて観光地が点在しています。

青島神宮を訪れてから、AOSHIMA PICNIC CULBやAOSHIMA BEACH PARKで楽しんでもらい、日南海岸をドライブして鵜戸神宮へ向かう。そんなルートが、宮崎観光のモデルコースとして当たり前になるように、これから発信に力を入れていきたいです。

青島エリアの再開発を目指して、2022年4月に通年オープンしたAOSHIMA BEACH PARK。2023年4月にはAOSHIMA PICNIC CLUBもオープンするなど、周辺エリアは新たな姿へと着実に生まれ変わっています。

一方で土肥さんが語るように、まだまだエリアのPRには課題があるようです。宮崎がほこる美しい自然とリバティシップが携わる新たな施設が、宮崎観光のニュースタンダードとして定着するか、今後の動向がますます注目されます。

Author. 土肥雅幸 /