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INTERVIEW

フリーランスのような柔軟性と、チームで成し遂げる達成感

エンジニアとしてシステム開発や企画、運用を手がけてきた澤井さん。これまでも業務委託でリバティシップのシステム開発に携わってきましたが、新たにCTO(最高技術責任者)としてメンバーの一員に加わりました。

これまでのキャリアやリバティシップでの業務について話をうかがいました。

ーこれまでのキャリアを聞かせてください

澤井:2011年に新卒で大学を卒業後、都内のSIer(エスアイヤー)にシステムエンジニアとして入社しました。入社後は法人案件をメインに、開発や企画・マネジメントに携わりました。

5年ほど働いたのち、趣味のクライミングで訪れた宮崎に惹かれ、移住を決意しました。もともとパートナーとも地方への移住を話し合っていたのですが、良質な岩場がある宮崎の環境が気に入り、2人で移住することにしました。移住後は宮崎のIT企業へ転職し、エンジニアとして働きました。

2018年からは企業を退職し、フリーランスのエンジニアへ転身しました。当初は自主開発をしたい県外のスタートアップやベンチャー系の企業の案件をお引き受けしていましたが、徐々に宮崎の企業ともお仕事する機会が増え、リバティシップともそのタイミングで案件をご一緒するようになりました。

リバティシップではサウナIoTシステムの開発を担当し、現在はサウナトラベルの予約システムの開発も行っています。

ーリバティシップに入社した理由を教えてください

澤井:業務委託でご一緒している当初から、リバティシップの「旅するように働く」というコンセプトや、社内のカルチャーとフィーリングが合っていると感じていました。代表の揚松さんをはじめ、メンバーの方々の人柄も素晴らしく、お仕事をしていて喜びを感じていました。

ちょうどその頃、自分の中でフリーランスとしての働き方を見つめ直し、もう一度会社員として働こうと考えるようになりました。私自身エンジニアとして自社プロダクトの開発に携わることに喜びを感じているのですが、フリーランスとして業務委託で案件を引き受けると、どうしても取引先の深い部分まで踏み込むことができない場面に出くわします。そこにもどかしさを感じていました。もう一度会社の中に飛び込んで、現場に近い場所で働いてみたいなと。

一方で会社員に戻ることで、リバティシップでこれまで携わってきた案件を手放す寂しさも感じていました。ちょうどそんな葛藤を抱えているタイミングで、揚松さんから、今後会社としてシステム開発の面を強化していきたいので、CTO(最高技術責任者)として働いてみないか、とのお誘いをいただきました。私からすればまたとない機会で、ぜひにとリバティシップへの入社を決断しました。

ー業務委託の頃から感じていたフィーリングの良さは決断理由として大きいように感じましたが、それ以外の部分で入社を後押した点はありますか?

澤井:フルフレックス、フルリモートで働いてもいいという条件は、とても魅力的でした。会社員での経験があるとはいえ、直近ではフリーランスとして働いており、自由度の高い環境に身を置いていました。プライベートでは子どもも生まれ、会社員に戻ることで仕事と生き方のバランスが崩れてしまわないか不安でした。

そういった状況を理解してくださり、会社員でありながらも自由度の高い環境で働ける条件を提示していただいたのは、決断の理由になりました。フリーランスのような柔軟性と、チームで成し遂げる達成感、その両方のバランスを取れるのは、リバティシップの魅力だと感じています。

ーこれからリバティシップではどのようなことに取り組みたいですか?

澤井:CTOの立場を任されていますが、現在エンジニアは私だけの状況です。今後は手がけているプロジェクトを成長させながら、エンジニアの採用を進めていきたいと思っています。自分一人ではなく、社員や業務委託に関わらずチームとしてものを作る体制を築いていきたいです。

ープライベートの面ではいかがですか?

澤井:趣味であるクライミングの時間を、増やせていければと思っています。以前は平日でも仕事終わりにクライミングジムに通い、週3~4回は登っていました。出産後はどうしても回数が減り、今は週1回程度です。子育てとの兼ね合いもありますが、うまく時間を工夫しながら、プライベートの時間も大切にしていきたいです。

ー最後にエンジニア目線で、リバティシップの良さを教えてください

澤井:繰り返しになりますが、リバティシップには人柄の良いメンバーが集まっています。代表の揚松さんの影響が大きいと感じていて、ビジネスだけでなく私たちの意志も尊重してくださいながら、柔軟に舵取りをしてくださいます。プロダクトオーナーとして無理強いをするのではなく、社員全体で作っていく、楽しいことを優先していく。そうした姿勢はエンジニアとして働きやすさを感じています。

代表の柔軟な姿勢に学びながら、私自身もCTOとして、これからリバティシップで働くエンジニアに技術や学びの機会を積極的に提供していきたいです。業務ではAIの活用も推進していますし、最新のテクノロジーも取り入れながら、チームでより良いもの作りを進めていきたいです。

働き方の多様化によりエンジニアでもフリーランスとして活躍する人が増えてきました。その一方で、澤井さんがインタビューで語ったように、クライアントの懐にあと一歩入り込めない、業務委託のもどかしさに葛藤を覚える人も多いようです。

もう一度会社員として働くと決断した人にとって、フリーランスと企業の働き方を良いとこどりしたリバティシップのような存在は実に魅力的です。志を同じくするメンバーと協力し、刺激し合える環境は、エンジニアにとっての新たなキャリアステップとして、今後ますます注目を集めそうです。

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