「旅するように働く」をテーマに魅力的な事業を次々と展開しているリバティシップ。その新たな事業が『TRIP BASE EBINO(トリップベース・エビノ)』です。
今回は、TRIP BASE EBINOに取り組む理由や、なぜえびのという土地を選んだのか、今後の事業構想も含め代表の揚松にお話を伺いました。
プロジェクトに振り幅を持たせたい
ーこれまでリバティシップでは、「海側」での事業が多かった印象ですが、今回は宮崎県えびの市という「山側」でのプロジェクトとなります。まずは、なぜえびのでプロジェクトを立ち上げたのか、その背景からお聞かせください。
揚松:これまでリバティシップでは、仕事や趣味の場面で「海寄り」で活動する機会が多かったのですが、つい最近、山に触れる機会がありました。具体的には雪山でのキャンプやスノートレッキングなのですが、経験してみるとあらためて山の魅力や素晴らしさに気付かされました。やはり雄大な自然の中に身を置くと、自分をニュートラルな状態に戻すことができる。私自身、山はもともと好きだったのですが、せっかく海側でプロジェクトを立ち上げているなら、山側でも拠点を築いてみたいなと。
海か山どちらかに偏らず、選択肢を持たせることで、プロジェクトに振り幅を持たせたいというのも理由の1つでした。
ーえびのという土地を選んだ理由はどこにあったのですか?
揚松:リバティシップでは、ONE SAUNA(ワンサウナ)というサウナ事業を展開しています。サウナといえば水風呂なのですが、そのためには綺麗で豊富な水が欠かせません。そこで綺麗な水が出ていて、山の魅力を存分に感じることができる土地を探していたところ、えびのに出会いました。
えびのは「九州のへそ」とも呼ばれる九州山脈や霧島連峰があり豊富な水が湧き出る土地として知られています。雄大な山と綺麗な水だけでなく、景色も素晴らしいですし周囲には田畑が広がっています。素晴らしいロケーションの土地も見つかったので、この場所を拠点に開拓していこうと決断しました。
好きなことを仕事にするにはどうするか?
ーでは、具体的にTRIP BASE EBINOではどのようなことに挑戦していくのか、構想や展望をお聞かせください
揚松:リバティシップには「旅するように働く」というテーマがあって、PLAY・STAY・WORK・MOVINGという4つのキーワードを掲げています。
えびのには韓国岳(からくにだけ)やえびの高原があり、PLAYするための絶好のスポットがあります。サウナはもちろん、周囲の山の高低差を利用するアイデアや竹藪を使ったアイデアなど、まだ具体化できていなくてもその環境に触れるだけでどんどんイメージが膨らんでいきます。それから、えびのは美味しい食べ物が有名で米の生産や養蜂も盛んです。農園や果樹園もあるので、こうした取り組みも選択肢になりそうですね。
また、トレーラーハウスを拠点にしたコワーキングスペースも併設します。キャンプ場のようなエリアを作って、WORKやSTAYといった要素を満たしていきたいです。ワーケーションですね。また、レンタカー事業を通してMOVINGという要素も提供できると思っています。このTRIP BASE EBINOを訪れる「旅」そのものもMOVINGです。えびのは宮崎・鹿児島・熊本から車で1時間の立地にあります。鹿児島空港からも30分と、アクセスの良さも魅力です。
えびのという土地の魅力を十二分に活用させてもらいながら、TRIP BASE EBINOを展開していきたいと思っています。
ーお話を聞いているだけで、ワクワクしてきますね。
揚松:実は子どもの頃「秘密基地づくり」が好きでした。TRIP BASE EBINOではまさに秘密基地のようなワクワクした空間を築いていきたい。大人が本気で創る秘密基地といったところでしょうか。
私自身の中に「好きなことを仕事にするにはどうするか?」というテーマがあるのですが、TRIP BASE EBINOはその想いを形にできるプロジェクトだと考えています。大人が本気で楽しみながら、好きなことを仕事にするという1つの選択肢を提案できればと思っています。
宮崎県えびの市は、県内屈指の豊かな自然と水、食材に溢れた土地として知られています。宮崎市内からはもちろん、隣接する鹿児島や熊本からもアクセスしやすく、多くの人が集い・コミュニティを育むには絶好のロケーションといえます。
TRIP BASE EBINOは、そんなえびのの魅力を最大限に活かしたプロジェクト。「大人が本気で創る秘密基地」という言葉は遊び心をくすぐられ、リバティシップらしさを存分に感じさせてくれます。