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INTERVIEW

リバティシップに出会ったことで、県外に出た意義が理解できた

約10年間、ファッション一筋のキャリアを過ごしてきた築島さん。そんな彼が、リバティシップのメンバーに加わった動機はどこにあったのでしょうか?

今回は築島さんのこれまでのキャリアやメンバーに加わった経緯ついてお話を伺いました。

軸を2本作れば線になり、3本作れば面になる

ー築島さんは2021年の5月にリバティシップにジョインされたとお聞きしました。現在のお仕事内容からお聞かせください。

築島:現在はリバティシップが運営するオンラインコミュニティ「ハミダシ学園」の運営や、サウナ事業「ONE SAUNA」のSNS運用やアパレル部門のMD、「SAUNA TRAVEL」のメディア運用にも携わっています。

ー簡単にこれまで何をされてきたのか経歴をお話いただけますか?

築島:私は宮崎県の県南に位置する串間市の築島で生まれ、高校を卒業後に名古屋の大学へ進学しました。

大学時代はコーヒーとファッションに強く興味を持っていたのですが、オーストラリアはコーヒー大国として知られています。そこで在学中にワーキングホリデーを利用して、コーヒーの勉強をするためにオーストラリアを訪れました。

現地ではコーヒーの勉強をしながら、さまざまな文化や体験に触れることで、だんだんとファッションに対しての思いが大きく膨らんでいきました。そこで、当初1年を予定していたワーキングホリデーを半年で切り上げ、1か月はバックパッカーをしながら現地で見聞を深めていきました。

帰国後はファッションの専門学校・VANTANデザイン研究所に大学とのダブルスクールで通いながら、卒業後に名古屋のアパレル系SPA企業に就職しました。

ーSPA企業にはどれくらい在職されていたのですか?

築島:約8年間在職していました。SPAは自分たちで洋服の企画から販売まで行っていく業態なのですが、そこでファッションに関連するさまざまな仕事に携わることができました。専門学校に在学していた頃と合わせると、約10年間ファッション一筋のキャリアを過ごしてきました。

ーリバティシップには2021年の5月に入社されて、6月から宮崎に住まいを移したと伺いました。30代後半を迎えるタイミングで宮崎に戻る決断をされた背景には、どんな動機があったのでしょうか?

築島:大きく2つの理由があるのですが、1つは、このままのスタイルで働いていく未来が、自分の中でイメージできなかったということです。10年後、20年後の未来に、自分がこのまま企業や会社の中で働いているイメージを持つことができませんでした。

もう1つは、在職中に幅広い業務に携わらせてもらったので、このタイミングで新しい軸を自分の中に作りたいなと。

ーなるほど。新しい軸を作ることをイメージするのも、なかなかハードルが高かったと想像するのですが、その点はいかがでしたか?

築島:よく「軸を2本作れば線になり、3本作れば面になる」という言われ方をしますが、最初の軸がアパレルならば、2つ目はWebやSNSの運用を軸にしていきたいと考えていました。そこで、宮崎に戻る前に一度東京のベンチャー企業に転職して、WebやSNSの運用の仕事に取り組みました。その段階でははっきりと「線から面」という考えを具体化できていた訳ではないのですが、思い切って飛び込んでみようと。

名古屋が1つ目の軸で、東京が2つ目の軸。そして3つ目の軸を考えたときに、宮崎という選択肢が生まれました。

リバティシップに吸い寄せられた

ー具体的に、宮崎を選んだきっかけがあったのでしょうか?

築島:串間市で『CAFE 10』を運営されている菅間さんの影響は大きかったですね。20代後半に、串間市の家の目の前にカフェができたのですが、そこを訪れた際に菅間さんと地元の話で盛り上がりました。お話を伺いながら、こんなクリエイティブで魅力的なことを、自分が生まれ育った地元でも実践できることに、あらためて気付かされました。

それから、ハミダシ学園のメンバーである宮原さんの講演会をお聞きする機会も印象的でした。講演会では宮崎で働く良さや価値、可能性がテーマだったのですが、お話を聞きながら宮崎で働くイメージがより鮮明になっていきました。

ーそういった方々の活躍に触れたことで、リバティシップで働くことを後押しされた訳ですね。

築島:後押しされたというよりも、吸い寄せられたような感覚でしょうか。

リバティシップは、自分が考えた「こんな事ってできるのだろうか?」という想いを実現できそうな会社でした。思い描いていた企業があった!という感じですね。キャリアやスキルを活かしながら、自分がこれからやってみたい・取り組んでいきたいことを実現できる。そんな会社に、自然と吸い寄せられたようなイメージですね。

ー最後に、これからリバティシップでどんなことを実現していきたいですか?

築島:生まれ育った築島でできる取り組みを形にできればと思っています。例えば、トリップベース築島を展開するといったことも面白いですね。

リバティシップに出会ったことで、築島に生まれ育った意味や、県外に出た意義が理解できてような気がします。地域貢献というほど大それたことではなく、自分がやってみたいことを築島という場所で実現していきたいです。

築島さんのキャリアを振り返ると、自ら能動的にアクションを起こし、人生という「旅」を歩んできたように映ります。

リバティシップには「旅するように働く」というビジョンがありますが、築島さんが新たなキャリアとしてリバティシップを選んだことは、自然な流れだったのではないでしょうか。本人が語る「吸い寄せられた」という表現は、まさにぴったりな言葉です。

同時に、自ら能動的にアクションを起こす人材にとって、リバティシップという企業は魅力的な環境である証といえるのかもしれません。

 

Author. 築島宏樹 /