BLOG
INTERVIEW

創る過程をコンテンツにしていく。TRIP BASE AOSHIMAに寄せる想い。

揚松 晴也 / 

リバティシップが宮崎県・青島で手掛ける「TRIP BASE AOSHIMA」。キャンピングカーレンタル事業を皮切りに、今後は2022年春にオープンを予定する青島ビーチビレッジの目の前にコワーキングスペースを開業します。

今回はTRIP BASE AOSHIMAの狙いや、目指しているカタチについて伺いました。

旅の拠点・出発点として活用して欲しい

ーTRIP BASE AOSHIMAでは現在キャンピングカーのレンタル事業を手掛けていますが、2022年春にオープンする青島ビーチビレッジに目の前に、コワーキングスペースを開業すると伺いました。その狙いからお聞かせください。

揚松:青島は青島神社をはじめ、古くから宮崎の観光を代表するエリアです。太平洋が一面に広がる景観はもちろん、サーフスポットとしても有名です。

リバティシップでは「旅するように働く」をテーマに、Play・Stay・Working・Movingというキーワードを掲げているのですが、青島にはサーフィンやゴルフ、観光地といったPlayする環境が整っていますし、青島は元々リゾートエリアなので宿泊施設としてStayは満たされています。そこで、コワーキングスペースをオープンすることでWorkingの部分をカバーしたいと考えました。

こうした要素が揃うことで、人が集まる「旅の拠点・出発点」を作ることができるのではないかと。最近ではワーケーションという言葉がトレンドとしてあがっていますが、まさにワーケーションにふさわしい場所を作ることで「旅するように働く」という私たちのテーマを実現できるのではと考えました。

ーコワーキングスペースには具体的にどのような特徴を持たせる予定ですか?

揚松:飲み物やWifi環境、電源ブースといった基本的な設備はもちろん、電話やリモートミーティング用のブースも用意する予定です。宮崎は自然環境も豊かで、サーフィンやゴルフを楽しみながらワーケーションをするといった施設も多いのですが、ちょっとしたミーティングや電話をするためのブースが用意されていない印象を持っていました。こうしたニーズを満たし、利便性の高い状態で仕事ができるような環境を築いていきたいと思っています。

それから、施設内にサーフボードやゴルフバックを保管できるようにしておければ、手軽にTRIP BASE AOSHIMAを訪れて利用することができます。旅の拠点・出発点として、この場所を活用して欲しいと考えています。

(写真は改装中)

「仕事をする場所」というだけの存在に留めたくない

ーリバティシップでは「ハミダシ学園」というオンラインコミュニティも運営されていますが、TRIP BASE AOSHIMAはコミュニティのメンバーにとっても親和性が高いスポットになりそうですね。多様な人が集まる場所になるのではないでしょうか?

揚松:おっしゃる通り、ハミダシ学園のメンバーはもちろん、多様な人が集い・喜んでもらえるスポットになると思っています。ただのコワーキングスペースという「仕事をする場所」という存在に留めたくないなと。

TRIP BASE AOSHIMAを訪れることで、その場所にコミュニティがあり、人と人が繋がることができる。ローカルの人とゲストが出会い繋がることや、その土地の人と物が訪れた人とクロスして、新しい価値や発見に繋げることができる。そんな多様性が生まれる場所を築くことを目指していきたいですね。

ーでは最後に、TRIP BASE AOSHIMAを創ることで伝えていきたいメッセージなどあればお聞かせください。

揚松:TRIP BASEの事業では、自分たちや仲間たちと一緒に作るというのが1つのテーマになっています。出来上がった場所やサービスを提供するのではなく、作る過程も共有してコンテンツとして楽しんでもらいたい。そうすることで、新たなコミュニティが生まれます。

リバティシップやハミダシ学園のメンバー・仲間たちはもちろん、これから出会う多くの方々と一緒に素晴らしい場所を築き上げていきたいですね。

リバティシップの企業を形容するキーワードの1つに「コミュニティ」という言葉が挙げられます。事業を自分たちだけで完結せず、人との繋がりやコミュニティを築いていく。TRIP BASEの事業は、まさにコミュニティを築くリバティシップの特徴がよく表れています。

近年のトレンドとしてファンマーケティングという手法が話題ですが、リバティシップの取り組みはこうしたビジネスの枠に留まらない、ワクワク感が詰まっています。大人が本気で楽しむからこそ、よりよいプロジェクトや事業が生まれる。そんなプラスの循環を、リバティシップは体現しているのかもしれません。

Author. 揚松 晴也 /